

私たちは、数え切れないほどの数の電気製品に囲まれて暮らしています。現代社会に不可欠な電気系の技術は、これからも最重要分野のひとつであり続けるはず。そんな思いから、大学では電気電子工学を専攻していました。
学生時代、最も興味を抱いたのは制御工学の講義でした。制御量を目標値に自動的に近づける技術の、その「自動的に」という言葉にピンと来たのです。もともと課題と解決策の「間」をどうつなぐかについて考えることが好きだったので、制御機器に深く携われる仕事に就きたいと思いました。そこで、高い技術を持つ会社を探したところ、SMCに出会いました。
業務内容の説明を受けた時は、空気圧制御機器の開発から製造までをトータルに行っているという点に惹かれました。「空気」という自然界の要素を動力の制御に利用するという発想は、電気を学んでいた私にはとても新鮮に感じたのです。加えて、もちろん電動製品にもチカラを入れている点にも好印象を持ち、入社を決めました。



1年間の工場実習を経て、入社2年目に技術センターに配属されました。現在は、主に電動機器(電動アクチュエータ)の製品開発や性能評価を行う仕事を担当しています。
電動機器は、大きく分けて指令を送るコントローラとアクチュエータ(駆動部分)から構成されますが、ともに適切な状態でなければ意図した動作を確保できません。また、両者が正常でも、部品の取り付け具合によって動作が大きく変化してしまうこともあります。
たとえば、センサ系部品のネジを締め付ける際、少しの加減の違いでも電気側と機械側のバランスが大きく変わります。実際の作業の中で悩みながらそれを知った時は、私にとっては大きな発見となりました。自分の専門である電気分野だけではなく、機械の視点からもモノを見ることの重要性を再認識した時、さらに視野が開けたように感じました。
私は将棋が好きなのですが、状況を把握し、より良い結果を求めてアタックすることが楽しくて仕方がありません。配線を変えても回路の質は保てるか、コストを下げた部品でも性能を保証できるか。モノづくりは、こうした困難があるからこそ楽しいのかもしれませんね。

以前は上司から実験の指示を受けて作業に当たっていましたが、現在は「計画を立て、実験を行い、評価を下す」という一連の流れを自分で担当できるようになりました。計画に対して目的を持ち、一歩一歩確実に前に進んでいく仕事は、本当に興味が尽きません。
SMCは、私のように若い社員の意見でも正面から聞いてくれるので、「社全体がもっと良いモノをつくろうという意欲にあふれている」ように感じます。今は検証・評価が担当領域ですが、将来的にはすべての段階を任されるエンジニアに成長したいと思っています。
大学では小さな回路に対する問題解決法を考える日々でしたが、ここでは多数の部品が互いに連携して行う仕事について、全体を見ながら考える必要があります。もちろん失敗もありますが、そのすべてが「経験」です。製品開発はあらゆる経験の積み重ねですから、次はどんな「解決」を描けるのか、考えるだけでもワクワクしますよ。


SMCは、日本に留まらずアメリカやイギリス、ドイツ、中国など海外でも技術センターを展開しています。手がけた製品が世界中の生産現場で利用されることも嬉しいのですが、やる気があれば海外の技術拠点でキャリアを磨けるチャンスがあることも魅力のひとつだと思います。
文化や習慣が異なる海外では、ニーズも必然的に日本とは異なってくるはずです。日ごろの常識が通用しない場所で自分がどこまで対応できるのか、私もぜひチャレンジしてみたいと思っています。SMCは個人の意欲を重視してくれるので、困難に立ち向かって「解決する」ことが好きなエンジニアなら、きっと仕事を楽しく感じると思いますよ。